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私は珈琲が好きである。
香り、苦味、立ち上る湯気、それらを口の中にさらりと流し入れる。そのとき私は自分の中に何か快いものを迎え入れたような感覚に陥り、心が満たされる。


今日、私は老舗珈琲ショップを巡った。

寝太郎の私にしてはなかなか早起きして、西大路三条付近にある「小川珈琲本店」でモーニングを食した。先に言っておくと、ここの珈琲は本日付けで私の№1となった。それ程にここの珈琲は美味しい。
小川珈琲の特徴は何と言ってもその香り高さにある。その香り高さを文字に表すとすれば〔高貴〕であろう。微かに舌先に残る苦味や、濃すぎることもない味そのものにも風格を漂わせている。
また店内も清潔感を漂わせており、窓から光が差し込むお洒落空間。金曜にはディナー会も開かれており、そのディナー会では生のピアノ演奏が楽しめるそうだ。
是非、いや必ず、また行こうと心に決めた。


次に私が向かったのは中京区(三条商店街を無視してそのまま直進するとあるカフェ群の一つ)にある「イノダコーヒー三条店」。そこから徒歩一分のところに本店あったのを知らずに三条店に入ってしまった・・本店・・。しかしあれだけ近ければ味は変わらないのであろう。だからよし。
イノダコーヒーの特徴は〔砂糖とミルクを両方入れる〕こと。創業当時からそうしてきたらしく、普段ブラック党の私もここは自らのこだわりを脱ぎ捨て創業当時の味を楽しむことにした。
一口飲んで、私はここのコーヒーの味を言葉で表現するのを諦めた。あまりにクセのある、あまりに独自性に富んだ味であった。強いて表現するとすれば、「このコーヒーにお菓子は要りません」だろうか。一杯でお腹いっぱいである。


無類の珈琲好きである私の好みならば間違いなく「小川珈琲」である。が、方向性の違う二つの珈琲を比べるのは非常に難しい。この先クセのあるイノダコーヒーを飲みたくなることもきっとある。

珈琲は、芸術と同じく奥が深い。

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無題

大人になったら僕にもあの苦さはわかるんでしょうか?
2007/02/16(Fri)09:47:02 編集

無題

わかるさ。大人の渋さってやつがな・・笑
吾妻 2007/02/17(Sat)23:40:37 編集
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