歩
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since 2006/05/17
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一年が過ぎようとしていた‥。
おじいさんはすっかり我が家に居ついていた。僕が悩んでいるときは一緒に悩んでくれ、やけ酒をカックラうときも一緒、何をするときも常に二人は一緒だった。
そんなある日おじいさんが消えた。何も言い残さずに。
その日からというもの吾妻は必死でおじいさんを探した。おじいさんと一緒に行った場所、カバンの中、どこかにじいさんを忘れてきていないかと必死になって探した。
‥いない。
どこに行ったんだろう。その日からというものじいさんを失ったという喪失感が吾妻に襲った。ホームシックではないが、それに近いもの。涙こそ流さないものの、心の一部が奪われたかのような。最後まで楽しみにしてとっておいた肉を他の誰かに食べられたような、悔しくもあり、淋しくもある喪失感だった。
続(のか!?)
おじいさんはすっかり我が家に居ついていた。僕が悩んでいるときは一緒に悩んでくれ、やけ酒をカックラうときも一緒、何をするときも常に二人は一緒だった。
そんなある日おじいさんが消えた。何も言い残さずに。
その日からというもの吾妻は必死でおじいさんを探した。おじいさんと一緒に行った場所、カバンの中、どこかにじいさんを忘れてきていないかと必死になって探した。
‥いない。
どこに行ったんだろう。その日からというものじいさんを失ったという喪失感が吾妻に襲った。ホームシックではないが、それに近いもの。涙こそ流さないものの、心の一部が奪われたかのような。最後まで楽しみにしてとっておいた肉を他の誰かに食べられたような、悔しくもあり、淋しくもある喪失感だった。
続(のか!?)
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