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最近「ここが変だよ日本人」という番組を好んで観ている。価値観の違う人間同士が激論を交わすというのが主題。ある程度は番組を盛り上げる為にオーバーにやっているのでしょうが、とにかく自分の主張が激しすぎる!「馬鹿」などという罵声が飛び交っている。


小学生の頃「馬鹿」という売り言葉に対して「馬鹿って言ったやつが馬鹿なんじゃ!」という買い言葉があった。よく考えるとこれはよくできた言葉だな、と僕は思う。


相手の価値観を非難する、罵倒するという行為は本来なら行えない。なぜなら人はそれぞれ違った価値観を持っているのが当たり前だから。

しかしそれが何故まかり通るのかといえば、「社会」や「組織」という≪場所≫や、「儀式中」や「式典中」という≪時≫、「風邪を引いていた」や「子どもの出産に立ち会っていた」というような状況≪場合≫というものが存在するからである。この世間一般でよく取り上げられるTPOに反した行動をとるとき初めて他を非難するのだ。

しかし更にここにも問題はある。それは、ある慣習や状況が既にそこに現存する場合にそれに異を唱えるものを糾弾してしまうということだ。勿論その社会で異を唱えるんだから当然という方もいるかもしれない。しかしコペルニクスのことを例に挙げてみよう。彼は天動説が主流だった当時の天文学に「地道説」という新説を打ち立てた。その結果宗教裁判にかけられた。(勿論そこには時代背景やら宗教の問題やらも関わってくるけどね。
ニコラウス・コペルニクス。彼は実にTPOに反した人物だった。しかし後に天文学上最高の発見と謳われることになる。


とまあこのように、他を馬鹿にするっていうのは容易じゃないんすよ。それこそ自分の価値観であるとか、社会から判断するとか、これから先のことを見越した上でしないといけないんです。
いや、別にしてもいいんですがね、それならあなたは「馬鹿って言ったやつが馬鹿なんじゃ!」っていう言葉の上での馬鹿になってしまいますよ?笑


だから僕はそういうときにこう思うんです。「ああ、僕はまだ他を批判、非難してるな。まだまだ未熟。」と。


粗野な文章でした。

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